NHKの特集から
今年のできごとの特集で大阪の育児放棄による幼児の虐待死の
事件で、同じマンションに住む住民(若者が多い)の言葉を
重く感じたので。記載したくなりました。
同じマンションに住んでいて、事件を防げなかった
後悔の念から、事件以降住人同士が、逆にコミュニ
ケーションを持つようになったそうです。
「周りとの関係を絶って自分を守るのは誤りで、
周りとの関係を築いて自分を守るのが正しい」
20代前半に見える若者の、その強烈な体験ゆえ出てきた言葉です。
周りとの関係が築ければ、アドバイスも直接助けることも
できたかもしれないという意味合いでしょう。
子供を育てるのは親です。決して行政でも幼稚園や保育園でも
ありません。しかし、親が育児に行き詰ったとき、その存在に
気がついてこそ私達のような福祉施設、そして行政などが
支援に乗り出すことができるのです。
日頃から、同じアパートの住人や、隣人などは、是非
良好な人間関係を築いていきたいものです。
近隣の方との挨拶や世間話でもいいですし、育児世代なら
子育て支援センターに行く、知り合った母親同士で子供を
公園に遊びに連れて行く。なんでもいいから繋がることで
周りとの関係をぜひ築いてみてください。
特に、遠くから浜松にお嫁に来られたお母さんには、子供が
生まれたら地域の子育て支援センターを薦めておきます。
関係を築いていくことは、挨拶程度でも最初は勇気が要るかも
しれませんが、それを超えれば、必ず繋がっていきます。
顔を合わせてのコミュニケーションに勝るものは無いのです。
そういう私自身も、地域とのつながりは心地よく感じていて、
地域と関わっているから生活できていると感じているのですから・・・。
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